中毒事件とインターネット

WEBデザイナーの視点から中国製冷凍ギョーザ中毒事件について、インターネット特有のデータをまじえながら少し掘り下げていきたいと思います。

検索回数のデータは、この事件に対する関心度を表すひとつの指標といっていいでしょう。

「冷凍餃子」の検索回数

次のグラフは、過去5年間における「冷凍餃子」の検索回数の推移です。 このデータは検索サイトGoogleで2005年1月から2009年末までに検索された割合を表しています。
(単位は相対的なものなので回数ではありません)

冷凍餃子の検索回数のグラフ

まず見ていただきたいのは、2008年初頭に検索回数が、それまでの20倍に跳ね上がっている点です。(折れ線グラフが高く飛び出している部分)

中毒事件が発覚すると同時に、多くの人が「冷凍餃子」と検索したことが分かります。この事件に対する関心の高さが伝わるのではないでしょうか。

そして、よく見ないと分かりませんが2008年の夏以降は、検索回数もぐっと下がっているものの、それでも事件発覚前の倍くらいの検索回数をキープしています。 これは、事件がまだ風化していないことを示唆しています。 事件のことを忘れていない人がまだたくさんいるのです。

蛇足ですが、下のグラフは「餃子」と検索された回数の推移です。 ここでも2008年の初頭に折れ線グラフが跳ね上がっています。 当然ですが上の「冷凍餃子」のグラフよりは差が大きくありません。

冷凍餃子の検索回数のグラフ

このグラフからは、一年を通して多少の波があって、比較的夏に「餃子」と検索されやすい傾向があると言えます。 夏バテ予防や、冷たいビールのおつまみに美味しい餃子が食べたくなる、そんな気持ちを反映しているようです。

最後に、1枚目のグラフで、「事件後も検索回数が倍くらいをキープしているので、風化していない」と書きましたが、私としては元の水準まで下がって欲しいと思っています。 食物に毒が混入されているなんて異常なことです。 そういうことを気にしなくていい世界が理想ですよね。

皆が安心して餃子を口に出来るようになれば、検索回数も下がっていくはず。 そのときが来たら、平坦なグラフをお見せできるでしょう。

※ グラフは、Google Insightsより引用しました。

おいしい餃子の焼き方

冷凍ギョーザ中毒事件